失敗しない職務経歴書の書き方とは?
職務経歴書は自分の経験と実績を明確にし、知識とスキルの深さ・大きさや業務遂行能力の高さをアピールするものです。採用担当者は職務経歴書を最も重視し、「応募者が何をしてきて、当社では何ができるのか」を判断します。
職務経歴書は他の応募書類と比べて大きな差が出るものであり、選考の合否に大きく関わる極めて重要な書類です。
職歴の記述方法には、次の3つがあります。
@年代式職歴記述
初めての仕事から現在まで年代を追って書く方式です。これは職務経験や役職が年代順に積みあがる経緯がわかり、職歴の浅い人や転職歴が少ない中で現在の能力を獲得した人に適した書き方です。
A逆年代式職歴記述
現在から過去に遡って記述する方式で、最近の職務経験や能力を強調するのに適した書き方です。欧米の履歴書/職務経歴書は通常この逆年代方式が用いられています。中途採用の場合、企業は即戦力になる人を求めるのが普通であり、そのためには現在に近い職歴が強調されるこの方式が適しています。
B機能別(専門別)職歴記述
時系列の経歴にこだわることなく、それぞれの職務における経験と業績を強調した書き方で、転職歴の多い人や専門性の高い職歴を持った人に適しています。設定した目標に焦点を当てた記述ができ、「何ができるのか、何をしたいのか」
が鮮明に伝えられるのが特徴です。
実は職務経歴書において、最も大切なのは、略歴(経歴要約)です。この略歴は上記の詳細な中身を読んでもらうためのリード文であり、たくさんの応募があればこのリード文だけで次に進めるかどうか判断されてしまいます。
略歴は企業の求人ニーズを念頭において、よく文章を練って書く必要があります。
職務経歴書を書く際に念頭においておくことは次のとおりです。
@職務経験はその人の対応可能な業務を表す
A実績はその人の業務遂行能力の高さを表す
B職責の重さはその人の信頼度を表す
C組織上のポジションと部下の数は、その人のマネジメント能力を表す
Dプロジェクトの企画、計画、実行は、その人の決断力とリーダシップ、調整能力を表す
E職務改善はその人の問題意識と実行力を表す
職務経歴書は自身の経験、実績を表現し、実際に入社後に成果を上げることができる人材として、採用担当者にアピールするものです。職務経歴書は履歴書と違って形式が定められていませんから、構成や表現の仕方なども含めて自身の個性や強みを表現できるように工夫が必要、要はプレゼンテーションスキルも問われているのです。
転職についてのご相談は、就職・転職に関する無料相談メールフォームまでお気軽にご相談下さい。
|